なみなみ通信Vol.23

研究部 漁業資源課 上田 拓

職 歴

 平成6年に入庁し、有明海研究所に配属になりました。有明海研究所に入って一番印象が強かったのは‘柳川弁’です。漁師さんに限らず、柳川出身の職員の方の話すら全く聞き取れなかったのです。私は北九州市の小倉出身ですが、カルチャーショックを受けました。5年間のり以外の魚介類が主な担当でしたが、私がいた5年間は、タイラギやアサリ、クルマエビも平均して漁獲がありましたので、今のような不漁不作問題が起こるなど、恥ずかしながら想像さえできませんでした。

 その後漁政課の漁業調整係に配属になり、筑前海区を担当する事となりました。主な業務としては、紛争がある漁業種間の間に立っての相互調整ですが、「こちらを立てればあちらが立たず」といった状況になる事が多く、「県」を背負う責任の重さに途方にくれる毎日を送っていました。様々な調整問題に立ち会う中で、戦後の漁業形態の変遷なども勉強しなければならなかったり、他県との境界問題では50年来続く歴史的な知識も必要になったりと、非常に勉強になった5年間でした。

 水産研究に携わりたいという願いが叶ってか、今年度から念願のセンター勤務になる事ができました。研究部の漁業資源課に配属され、アジ、サバ、イワシ類、ケンサキイカといった浮魚類の担当になりました。広域に回遊し、県あるいは国を超えた漁獲が行われていますので、これをしたからすぐに漁獲が増えると言えるような魚種ではなく、自らの存在の小ささにまたしても途方に暮れる毎日を送っています。諸先輩方からいろいろアドバイスを受けながら、漁業者の皆さんに役に立ち、その上研究的にも価値がある仕事を行っていきたいと考えております。

 

趣味について

 趣味は、読書とウェイトトレーニングです。好きな作家は高村薫、帚木蓬生、村上春樹、池沢夏樹、開高健です。ウェイトトレーニングは、やらないと気持ちが悪いので習慣という感じです。ただ2才になったばかりの息子がいて「とーちゃんいっしょにあそぼー」と言われるので、トレーニングに出かけにくくなりました。社会人アメリカンフットボールチームのコーチもしていますが、結果が出せないとストレスになるばかりなので、趣味といえるかどうか・・・。以前、元NFL(アメリカのアメリカンフットボールプロリーグ)のコーチに「コーチは一生勉強だよ」といわれた事がありますが、人生にも当てはまると思いますので、これまで以上に公私共々頑張りたいと思います。
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<編集部注>
ライスボウル(アメフト日本一決定戦:平成13年1月・東京ドーム)制覇時の上田さん(写真左上)

 

 

 

現在の上田さん

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