なみなみ通信Vol.29

 

ノリ養殖・カキ殻糸状体の管理徹底を!

 糸状体の生長が遅れ気味のカキ殻が見られます。これは17年度のノリ養殖が4月まで続いたため、糸状体のカキ殻への移植がやや遅れたこと、5月の日照時間が平年の半分程度と少なかったことが影響していることが要因と考えられます。採苗に使用するのに十分なタネ(胞子のう)を形成させるため、遅くとも梅雨明け頃までにカキ殻一面が糸状体に覆われて真っ黒な状態になるよう、今後の管理を徹底してください。

8月までの管理のポイントは次のとおりです。
@梅雨期は、日照不足にならないよう照度500 ルックス以上を心がけましょう。
A梅雨明け後は、水温が2 8 ℃を上回らないように気を付けましょう。
B高水温時の水換えは、古い水と新しい水の温度と比重が大きく変化しないように調節しましょう。

kaki28.jpg (36284 バイト)
やや遅れ気味のカキ殻糸状体

(有明海研究所 のり養殖課)


有明海産アサリの販売試験を行いました

 現在、有明海地先では、資源が回復したことから、アサリの漁獲量が伸びています。しかし、地元では安価で取引されていることから、漁業者は、流通、販売面を工夫することでもっとアサリの付加価値を高めたい、更には、美味しい地物のアサリを大勢の県民に知ってもらおうと、有明海漁連と水産海洋技術センター、行政が連携し「福アリあさり( 仮称) 」の販売試験を行いました。
 販売は4月22日、23日に遠賀郡芦屋町の遠賀漁協柏原支所販売所「柏原海の駅」で、29日には宗像漁協福間支所販売所「福間魚河岸」の2ヶ所で行いました。
 「柏原海の駅」では、あいにくの雨模様でしたが、「福アリあさり」は非常に好評で、試食用に用意した200杯の貝汁はあっという間に無くなってしまいました。
 「福間魚河岸」では、好天にも恵まれて多くのお客さんでにぎわい、おかげさまで1日に130kgも販売することができました。
 食べていただいたお客さんにアンケートを行ったところ、ほとんどの人は味には非常に満足していただけたようでしたが、サイズがもう少し大きければもっとよかったという意見も多く寄せられました。
 合計3日間という短い試験販売期間でしたが、その後も「福アリあさり」を買いたいという問い合わせが各販売所に多く寄せられています。
 今後は、アンケート結果を参考にしながら試験販売を行い、より多くの皆さんに美味しい「福アリあさり」をもっともっとPRしていきたいと考えています。

 


試験販売の様子(福間)

(有明海研究所 資源増殖課)


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