なみなみ通信Vol.3

研究員紹介

有明海研究所 林 宗徳

有明海特産魚の生態解明に挑む!!

 有明海にはその独特の環境条件から、特有の魚類 がたくさんいます。そのなかでもエツとクツゾコ(コウラ イアカシタビラメ)は代表格で、有明海の味覚として重要であるばかりでなく学術的にも大変貴重な魚類です。 これらの魚類の資源増殖を担当しているのが林主任技師です。エツなどの魚類資源の調査研究は、魚市場 や実際に漁業に携わっている漁業者の方からの情報が最大の研究材料となります。というわけで、彼は朝早くから魚市場に顔を出し、夜は夜で漁師さんの船に一緒に乗り込み、操業の現場でデータを集めるという文字通り現場に密接した研究をしています。 これらの努力の積み重ねによる成果の一部を紹介します。

エツの海域での生態解明に光

 エツは夏に海から川をさかのぼり、流し網で漁獲され、筑後川の重要な観光資源となっています。これまで全くわかってなかった海での生態や漁業の実態を調査に基づき明らかしました。これはエツの資 源管理に役立つだけでなく学問的にも大変貴重な成果です。

クツゾコの産卵期を解明

 クツゾコに関しても、これまでほとんど解明されていなかった成熟や産卵時期を明らかにすることが できました。これによって種苗生産の技術開発に大きな進歩が得られました。種苗生産についてはまだまだ多くの問題点が残っていますが、近い将来には解決されるものと期待されています。

(有明海研究所資源増殖課)


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