なみなみ通信Vol.38

 

海況情報

 表層水温は、筑前海沖合域及び筑前海沿岸域では7月はやや低め、9月は平年並み、8月は沖合域がやや高め、沿岸域がはなはだ高めでした。有明海では7月、9月がやや高め、8月は平年並み、豊前海では7月がやや低め、8月がやや高め、9月は平年並みでした。



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マダイ幼魚(ジャミ)資源調査

 平成20年7月3日(宗像、新宮、奈多海域)及び16日(唐津湾海域)にマダイ幼魚(ジャミ)資源調査を実施しました。

1 平成20年のマダイ幼魚(ジャミ)資源について
  平成19年は減少傾向にあったマダイ幼魚(ジャミ)資源は、本年の調査では増加傾向を示しています。
  本年の平均入網尾数は261尾(過去30年の平均:192尾)で、高い水準にあると思われます。



マダイ幼魚(ジャミ)の入網状況とマダイ漁獲量の推移
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2 各海域の採捕尾数
  各海域の調査定点は6〜9点で合計34点です。本年の平均入網尾数は、唐津湾内域が11尾で昨年同様少なく、新宮、奈多海域は昨年に比べやや多く、唐津湾口、宗像海域は多い結果となりました。
  近年、マダイの漁獲量は増加傾向にありますが、今後も幼魚資源調査を継続し、マダイ資源の動向を把握していきます。



海域別マダイ幼魚平均入網尾数移
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マダイ幼魚(ジャミ)

(研究部 漁業資源課)


ナルトビエイ駆除情報

 近年、福岡県豊前海域のアサリ漁獲量は減少傾向にあり、ここ数年では100トンを下回って推移しています(過去3年の平均27.7トン)。その原因の一つとしてアサリなどの二枚貝類を多量に捕食するナルトビエイの影響が問題視されています。
 ナルトビエイは暖海性のエイで体盤幅150cm、体重40kgにまで達する個体もあり、当海域には子供を産むために来遊していると考えられていますが、その数は近年増加しており、アサリ資源保護対策が必要になってきました。
 豊前海では平成19年度より駆除事業が行われており、今年度は7月上旬から約2週間の間に、約65トンのナルトビエイが捕獲されました。これらの魚体を測定したところ、平均体盤幅1m、平均体重16kgでした。
 駆除されたナルトビエイはミール工場に送られ、魚粉等に処理された後、飼料等として有効利用されています。



捕獲されたナルトビエイ



測定状況


(豊前海研究所 浅海増殖課)


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