なみなみ通信Vol.38

平成20年度漁業士九州ブロック研修会の開催

 8月22日(金)から23日(土)の二日間にわたり、県水産会館で平成20年度漁業士九州ブロック研修会が開催されました。漁業士とは各地域における漁業の発展や後継者育成のリーダーとして都道府県の認定を受けた漁業者の方たちです。本県では漁協青壮年協議会、有明海区研究連合会や女性部連合会の役員の方を漁業士として認定しています。今年は九州・沖縄の各県から60名余りの漁業士や関係者が参加しました。
 研修会では、「JF糸島志摩の四季」での直販や加布里支所におけるハマグリ資源管理への取り組みなどの事例が紹介され、また、水産庁からは燃油高騰対策についての説明が行われました。特に、燃油高騰対策については質問や意見が相次ぎ、関心の高さが伺われました。23日には福岡市中央卸売市場の視察が行われ、早朝にもかかわらず多くの方が参加されました。



熱心に話を聞く参加者



市場見学の様子


有明海の新しいアサリ漁業を目指して

 有明海区では、アサリ採貝漁業は、ノリ養殖に次ぐ主幹漁業です。最近は、覆砂事業や漁業者による稚貝の移植放流などにより、アサリの漁獲量は回復傾向にありますが、資源変動に大きく左右されます。安定的にアサリを収穫するためには、一定範囲の漁場に生息するアサリを確実に管理することが必要です。
そこで、大牟田地区では、底質環境の良好な覆砂漁場に区画漁業権を設定し、アサリ養殖に取り組んでいます。大牟田地区の6漁協の漁業者で組織する「大牟田地区アサリ漁業管理委員会」が中心となり、春には稚貝の放流を行い、区画の範囲を網で囲いナルトビエイ等外敵の防除や密猟の監視、有明海研究所と連携した定期的なアサリの生息量調査を行うなど、積極的にアサリを管理しています。また、管理体制をさらに発展させるため、委員会で先進地視察にも取り組んでいます。その甲斐あって、今年の春には収穫に結びつき、実りある収益を得ることができました。今後もノリとアサリ漁業の両立を目指してがんばっていきます。



大牟田地区アサリ養殖漁場



有明海のアサリ



漁業者による漁場調査風景


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