なみなみ通信Vol.44


ハスの駆除方法の検討

 ハスは元々琵琶湖・淀川水系と福井県の三方五湖に生息していた在来種ですが、湖産稚アユを放流していた頃に、種苗に混ざって入り込んだと推定され、現在では本県の河川でも見られるようになってきました。
 本種は、魚を食べる習性があることから、内水面漁業の関係者から在来種の食害を危惧する声が聞かれます。
 そこで、内水面研究所では、生息範囲をはじめ、食害の実態や産卵状況の把握及び駆除試験等を行っています。
 調査の結果、ハスは筑後川、佐田川、矢部川( 日向神ダムを含む)、八木山川、犬山ダム、二ッ川に生息していることが分かりました。
 また、ハスは年間を通じて、約40%の個体がもっぱら魚類を食べていることがわかりました。
 産卵生態については、本県の河川中流域によく見られるオイカワとほぼ同様であることから、比較的容易に繁殖できることがわかってきました。
 さし網による漁獲試験を実施した結果、ハスは魚体の大小に拘わらず目合いが小さいほど良く獲れることが分かりましたが、漁獲尾数は数匹程度とあまり効率的ではありませんでした。
 本格的な駆除を実施するにあたっては、より効率的な駆除方法を検討する必要があります。


ハスが生息している河川 

胃内容物の割合
(クリックすると大きな画像が表示されます)

さし網による捕獲試験
 

(内水面研究所)


Vol.44 Topへ