なみなみ通信Vol.47

「エツの増殖」と「共同漁業権と遊漁」に関する研修会
が開催されました。

 エツは、アジアにのみ生息する世界的に見ても貴重な魚です。特に、日本においては有明海及びその流入河川にだけ生息しています。また、筑後川下流域の内水面漁業者にとっては、貴重な漁業資源の一つであることから、内水面漁連、水産団体指導協議会及び内水面研究所の共催で11月15日( 月) に朝倉市公民館会議室において上記研修会を開催しました。
 まず最初に、国立大学法人 京都大学の中山 耕至 助教から、「エツの現状と増殖への課題」と題して、エツの産卵場所である筑後川の環境特性からその生態、エツ資源を守るためには何が必要であるか等、漁業者はもとより我々研究職員にとっても興味深い話の内容でした。
 次いで、当センター内水面研究所から「エツの種苗生産」について研究報告を行いました。
 最後に、県水産振興課 吉岡技術主査から「共同漁業権と遊漁について」と題する研修講演がありました。
 内水面の漁業はその性格上、遊漁とは密接な関係にあります。このような中で、漁業者自らが「漁業権」の法的性格を理解することは非常に重要なことだと思います。
 当日は、内水面の漁業関係者、市町村担当者及び県関係者など約40名の参加がありました。
 研修内容であった「エツの増殖」は、筑後川の内水面漁業者にとっては大きな関心事であることから、非常に有意義であったと考えています。
 また、「共同漁業権と遊漁」については、内水面の漁業者にとって遊漁者との共存は重要な課題であることから、活発な質疑が行われました。
 今後も漁業者のスキルアップを目的とした研修会の開催は必要だと思います。


「エツの現状と増殖への課題」講演の様子

「エツの種苗生産」報告

「共同漁業権と遊漁について」研修

(内水面研究所)

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