なみなみ通信Vol.5

普及だより

在来種保護のために!

ブラックバス(オオクチバス)やブルーギル等の外来魚が、ダム湖や溜池、一部の河川にとどまらず、漁業権のある河川内にも目立って増えています。平成7年にこれらの魚種の無許可放流(密放流)が内水面漁業調整規則で禁止され、罰則も設けられました。また、各漁協では自らの経費を投じて駆除に取り組んでおり、研究所も機会ある度に密放流防止を一般の方々に訴えています。しかし、一向に生息数が減る気配がなく、これといった駆除の決め手が無いため、関係者は頭を痛めています。さらに、流水域に生息できるコクチバスの侵入が隣県にまで及び、事態は深刻の度を深めています。
誰でも漁業を営み、釣りを楽しむ権利があります。同時に自然の生態を保護し、規則秩序を守る義務があります。無秩序な放流が漁業に悪影響を与えてしまったり、結果として在来種を含む生態系が変わってしまうことは問題です。河川をとりまく自然環境は県民のかけがえのない共有財産であり、今後も守りながら残していくことが大切です。

(内水面研究所)


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