有明海のり養殖の来漁期対策

1 海況情報の提供

 例年9月の海況調査を5月から大潮、小潮時にそれぞれ1回ずつ実施しています。 さらに柳川観測塔による水温・比重の測定は6月から開始しており、得られたデータは ホームページ「シーネット」上に掲載しています。

2 アサリなど二枚貝の増殖

 色落ちの原因となったプランクトン対策として、アサリの大規模放流、 サルボウの採苗施設の設置、カキの試験養殖を行い、プランクトンを捕食する 貝類の増殖を図ります。

3 底質の改善

 大規模な覆砂事業で貝類の生息環境と漁場機能の回復、赤潮プランクトンの増殖抑制を図ります。

4 色落ちに強い品種の改良

 現在、バイオテクノロジーを用いて低塩分漁場で生長の良い品種(低塩分耐性株)を 開発中ですが、同じ手法を用いて、色落ちに強い(色落ちが遅れる)品種の改良に 取り組んでいきます。

5 漁期対策

 採苗日など13年度ののり養殖対策は、講習会の中で、それまでの漁場調査結果と 合わせて研究所の方針を説明し、のり養殖漁業者の皆さんと十分協議していきたいと 考えています。

(有明海研究所のり養殖課)


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